液晶パネル製造装置向け中型アルミスペーサ
品名 | 液晶パネル製造装置向け中型アルミスペーサ |
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製品分類 | スペーサー |
材料分類 | アルミ |
材料 | A5052 |
加工分類 | 機械加工 |
業界 | 電子・半導体 |
月産数 | 1 |
概要
こちらは液晶パネル製造装置向け中型アルミスペーサーの事例です。
薄くて平面度や並行度が厳しい仕様に対して、5軸制御複合立型旋盤VTM1200を使用して加工を行いました。製品の板厚13mmです。
5軸制御複合立型旋盤VTM1200を用いて旋盤加工を行った後、同じ段取りで穴・タップ加工も実施しました。これにより、工程数を削減し効率を向上させました。
特に注力したのは中型の高精度丸物加工です。本来ならば2工程必要なところを、ドリル・タップ・リーマ加工を1段取りで対応することでコスト削減を実現しました。
今回の依頼では低コストが求められていたため、研磨レスでの加工に挑戦し、難しさはありましたが、段取りや工具(刃物)の工夫によって成功しました。
製品の薄さからくる平面度の問題も、アルミ加工が得意な技術スタッフにより克服しました。
中央の穴から外周の同軸度、各穴の位置度の達成には、機械の高精度維持と恒温環境の整備が重要です。当社では環境整備にも力を入れており、その成果が今回の成功に繋がったと自負しています。
試作として数量は1個でしたが、今後もさらなる精度向上を目指していきます。アルミの高精度加工でご検討の際は、泰東精密にお任せください。