半導体製造装置向け大型S50Cスペーサー
品名 | 半導体製造装置向け大型S50Cスペーサー |
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製品分類 | スペーサー |
材料分類 | 鉄 |
材料 | 50C |
加工分類 | 機械加工 |
業界 | 電子・半導体 |
月産数 | 5 |
サイズ | φ700h8 |
板厚 | 20mm |
概要
こちらは、半導体製造装置向け大型S50Cスペーサーの事例です。
この部品は非常に薄く、平面度や並行度に厳しい仕様が求められており、心臓部に近い重要な部品です。
この案件では、当社では5軸制御複合立型旋盤VTM1200を用いて高精度な旋盤加工を行い、その後に穴やタップ加工を施しました。
加工対象の部品のサイズ・板厚は15mmです。
既存のお客様からの依頼で、特に高精度な加工が必要とされています。
当社の強みは、中型の高精度丸物加工にあり、通常であれば2工程が必要な加工を、当社ではドリル、タップ、リーマ加工を1段取りで対応することが可能です。
「なるべく低コストで作りたい」という依頼に応じて、研磨を省いた加工に挑戦しました。
多少の難しさはありましたが、段取りや工具(刃物)の工夫により、これを見事にクリアしました。
中央の穴から外周の同軸度、各穴の位置度の達成には、機械の高精度維持や工場環境の恒温化が必要です。
当社はこうした環境整備にも力を入れており、その成果を自負しております。製品が薄物であるため、平面度を出すことには特に苦労しましたが、アルミ加工に特化した社員の技術力によってこの課題も克服しました。
今後も、より確実に精度を達成することを目指して努力を続けてまいります。アルミの高精度加工は、ぜひ泰東精密にお任せください。